Department of Accountingについて
専攻紹介
テキサス大学のアカウンティングデパートメントは、その豊富かつ優秀な講師陣と、高いCPA Exam合格率等の実績により、全米でも屈指の学部となっています。ランキングが全てではありませんが、US News ではGraduate Program、Under Graduate Program、何れも全米1位の評価を受けています。この高評価の背景には、会計専門のGraduate DegreeであるMaster in Professional Accounting (MPA、大学院レベルのみの2年制課程) の存在が大きいですが、もちろんMBAの学生もその高レベルのアカウンティング科目群を受講でき、アカウンティング専攻課程が設定されています。また、選択授業の一つであるFinancial Statement Analysisは、MBAの学生からの人気も非常に高い、McCombs看板授業の一つです。
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授業概要
MBAの学生は以下の授業を選択科目として履修することが出来ます。
MBA学生向け
- Advanced Topics in Financial Reporting
- Financial Statement Analysis
- Tax Factors For Financial Planning
- Performance Management and Control (Flex Core)
Master in Professional Accounting (MPA) 学生向けだが、MBAの学生も受講が認められている授業
- Corporate Sustainability
- Issues in Accounting for Nonprofit (Governmental) Organizations
- Petroleum Accounting: Principles/Process/Issue
- Financial Fraud in Capital Market
Advanced Topics in Financial Reporting
内容
CoreのAccountingでは触れなかった論点、又は触れはしたが詳細な点まで言及しなかった論点について講義を行う。
具体的には以下の諸論点:
Debt Securities
Issuing and Investing in Equity Securities
Deferred Tax
M&A
Foreign Operation
Derivatives and Hedging
Receivables and Securitization
Pension
Stock-based Compensation
EPS
etc.
- はっきり言って簿記の授業。でも実際のPublic Companyの財務諸表を詳細に分析するにはこのくらいの簿記の知識は必要だと思う。財務諸表分析はCoreでやっているので、もしくは別の授業であるFinancial Statement Analysisで行うので、ここではやらない。
- パケットの出来がとてもよい。
成績
Exam 1 25%
Exam 2 25%
Exam 3 25%
Assignments 25%
教官(Yanfeng Xue)
典型的ないいおじいさん。その訥々とした語り口調が、時に「講義が退屈」という評価に繋がるのは残念。しかし、そのサービス精神はすばらしく、生徒のリクエストに応じてほぼ毎週、その週の講義内容の補講を行ってくれた(もちろん生徒の側は自主参加)。人間的に本当にすばらしい方だと思う。会計の専門家としてのキャリアも一流。ただし税務の質問には弱い。
コメント
上にも述べましたが、講義パケットの出来がすばらしい。そのため自学自習が容易に行えてしまうので、あまり授業に出る必要が。。。パケットの内容は試験に直結しており、しかも皆まじめに勉強するので平均は90点を超える。まじめな努力がそのまま会計知識の習得につながるので、いい講座なのではないでしょうか。 文責:T.N(class of 2008)
Financial Statement Analysis
内容
財務諸表の仕組みやその分析方法の基礎を幅広く学ぶ。Income Tex、Revenue RecognitionやDerivativesに関するHedge会計等をAccounting Analysisとして扱い、Ratio、Cash Flow分析等をFinancial Analysisとして学んだ後、財務諸表を用いたValuationの方法をカバーする。
教官
教官はFall semesterとSpring semester、さらには年度毎に異なることがある。2011年FallはPhDを取得後間もないBadolato教官が担当(CPAホルダー)。新米教師なので授業のペース配分等の点でベテラン教師程熟れてはいなかったが、総じて教え方は上手で授業後の質問に対するフォローアップも丁寧に行うので必要な知識は難なく学べた。非常に熱心な教授であるため来年以降はさらにスキルが上がれば人気講師になる可能性有り。
グレード
2 Examinations: 50%
Stock pitch group work: 20%
Homework: 20%
Class Participation 10%
コメント
CoreのAccountingとは異なり、仕訳等のテクニカルな部分をみっちりやるのではなく、財務諸表の重要なポイントは何かという概念を学ぶクラスなので会計学専攻者以外でも取得する者が多い。授業の内容もCoreのAccountingクラスと重複する部分が多くあり、レベルも飛躍していないので、Coreの知識を定着させるために取得しても良い。最後に行うValuationでは自分でPro forma(見積り)の財務諸表を作成した上で企業の価値を評価するため、当該演習を経て財務諸表の相関メカニズムが体得できる点もFinanceのValuationのクラスには無いメリットだと思う。財務諸表から導き出される一般的な経営指標を作成し理解できるようになりたいと思う人は取得することをおすすめする。